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イベント告知、まだSNS投稿だけ?参加申込からリマインドまで自動化して、満員御礼を目指す賢い方法

イベント開催日の前夜。
あなたは、一体何をしているでしょうか。

最高のパフォーマンスを届けるための、最終準備?
参加者との出会いを想像し、胸をときめかせている?

…いいえ、現実はこうかもしれません。
InstagramのDM、Facebookのコメント欄、そしてメールの受信箱を何度も見比べながら、Excelシートに参加者リストを必死に手入力している。

「あれ、この人、入金まだだったかな…」
「申し込みコメント、見逃してないよな…」
「明日、リマインドのメッセージを送らなきゃ…」

本来、イベントの主催者であるあなたが、なぜ、煩雑な事務作業員にならなければならないのでしょうか。
素晴らしい企画を考え、勇気を出して告知をしたのに、その後の管理業務に追われ、心身ともにすり減っていく。このプロセスは、あまりにも非効率で、あまりにも、もったいない。

もし、あなたが考えた最高のイベントの「告知」から「申込受付」「入金管理」「リマインド」までの全てを、一人の超有能な秘書が、24時間体制で、完全に自動でこなしてくれるとしたら?

あなたは、イベントの中身を磨き上げ、より多くの人にその魅力を伝えるという、主催者として最も価値のある仕事に100%集中できる。そして、心に余裕を持って、当日を迎えることができる。

この記事は、そんな理想を現実にするための、「賢いイベント主催者のための、自動化戦略」です。SNSでの単発的な告知から脱却し、「満員御礼」という最高のゴールを、より高い確率で、そしてよりスマートに達成する方法を、具体的にお伝えします。


第1章:SNS告知の“落とし穴” – なぜあなたのイベントは満席にならないのか

もちろん、InstagramやX(旧Twitter)でのイベント告知は、多くの人の目に触れるチャンスがあり、非常に重要です。しかし、告知から申し込みまでをSNSだけで完結させようとすることには、あなたが思っている以上に、多くの“落とし穴”が潜んでいます。

  • 落とし穴①:情報の洪水に埋もれる
    あなたの渾身の告知投稿も、数時間後には他の無数の投稿に押し流されてしまいます。「参加したい」と思った人が、後であなたのプロフィールに戻ってきても、その投稿を探し出すのは一苦労。その手間が、申し込みへの熱量を冷ましてしまいます。
  • 落とし穴②:申し込みへの“高すぎる壁”
    「参加希望の方はDMください」「コメント欄に書き込んでください」という方法は、一見簡単に見えますが、実は参加者にとって非常に面倒なプロセスです。個人情報を送ることへの抵抗感、やり取りの手間…。この「申し込みのフリクション(摩擦)」が、あと一歩だったはずの見込み客を、静かに脱落させていきます。
  • 落とし穴③:信頼性の欠如
    特に有料のイベントの場合、SNSの投稿だけで告知と申し込みを受け付けるのは、参加者に「このイベント、本当に大丈夫かな?」という不安を与えかねません。しっかりとした情報がまとまった“公式サイト”がないことは、あなたのイベントの信頼性を、無意識のうちに下げてしまっているのです。
  • 落とし穴④:主催者のリソース枯渇
    そして最大の問題が、主催者であるあなたの疲弊です。問い合わせ対応、リスト管理、入金確認…。これらの手作業に時間を取られれば取られるほど、イベント自体のクオリティを高めたり、新たな集客活動を行ったりするエネルギーが失われていきます。

これらの落とし穴が、あなたのイベントが「満員御礼」に達するのを、見えないところで阻んでいるのです。


第2章:成功するイベントに共通する「3つのC」

では、参加者が安心して、そして「ぜひ参加したい!」と心から思えるイベントには、何が共通しているのでしょうか。
それは、申し込みまでのプロセスにおける「3つのC」が、完璧に設計されていることです。

  1. Clear(クリア / 明確さ)
    イベントの「日時、場所、内容、料金、対象者、キャンセルポリシー」など、参加者が知りたい全ての情報が、一つの場所に、分かりやすくまとまっていること。
  2. Convenient(コンビニエント / 利便性)
    申し込みフォームへの入力から、必要であれば決済までが、オンラインで、数クリックで、スムーズに完結すること。参加者に一切のストレスを与えないこと。
  3. Credible(クレディブル / 信頼性)
    イベントページのデザインがプロフェッショナルで、主催者の情報がきちんと明記されており、「このイベントは信頼できる」と、一目で感じさせること。

SNSの投稿だけでは、この「3つのC」を同時に満たすことは、ほぼ不可能です。
これらを実現するための、最も強力な武器。それこそが、あなた自身のWebサイトに設置する「イベント管理システム」なのです。


第3章:あなたの“デジタル興行部長”、Wixイベント

[Image showing the Wix Events dashboard, with guest lists, ticket sales, and automated emails neatly organized]

「イベント管理システムなんて、導入するのが大変そう…」
その常識を覆すのが、Wix(ウィックス)に搭載されている「Wixイベント」という機能です。

これは、単なるツールではありません。
あなたのイベント事業における、企画以外のすべてを担ってくれる、超有能な「デジタル興行部長」だと考えてください。

この興行部長が、具体的にどんな働きをしてくれるのか、見ていきましょう。

  • 最高の「イベント特設ページ」を自動で作成
    あなたがイベント名、日時、場所などの基本情報を入力するだけで、Wixは自動的に、美しくプロフェッショナルなイベント告知ページを生成します。デザインの専門知識は一切不要。これが「Clear」「Credible」を実現します。
  • 24時間稼働の「オンラインチケット販売所」を開設
    作成されたページには、申し込みフォームとオンライン決済システム(クレジットカード等)が自動で組み込まれます。あなたは、SNSで「お申し込みはこちら!」と、このページのリンクを一つ貼るだけ。あとは、興行部長が24時間体制で、申し込みと入金を自動で受け付け続けます。これが「Convenient」を実現します。
  • 忠実な「秘書」として、参加者管理を代行
    申し込みがあれば、参加者リストは自動で作成・更新されます。あなたは、管理画面を見るだけで、現在の申込人数や売上をリアルタイムで把握。手作業でのExcel入力は、もう必要ありません。
  • 気の利く「アシスタント」として、リマインド業務を遂行
    申し込み完了時の「お申し込み完了メール」や、イベント前日の「リマインドメール」も、あなたが設定したタイミングで自動送信。これにより、参加者の満足度を高め、当日のドタキャン率を大幅に下げることができます。

この百戦錬磨の「デジタル興行部長」を、あなたは、Wixの有料プラン(月々数千円〜)に加入するだけで、追加費用なしで雇うことができるのです。


第4章:イベント開催までの“超”効率ロードマップ

[Image showing a simple 3-step flowchart: 1. Create Event Page, 2. Share Link on SNS, 3. Watch Bookings Happen]

では、実際にこの興行部長に仕事をお願いするプロセスは、どれほど簡単なのでしょうか。

  1. ステップ①:イベントの「企画書」を渡す
    Wixの管理画面で「イベント」機能を追加し、「新規イベントを作成」をクリック。イベント名、日時、場所(オンラインの場合はZoomリンク等)、チケットの種類(無料/有料/複数種類)といった「企画書」の項目を埋めていくだけ。
  2. ステップ②:ページの「ポスター」をデザインする
    イベントの魅力を伝える、メイン画像や詳細な説明文を追加します。これも、ブログを書くような感覚で直感的に行えます。
  3. ステップ③:「招待状(リンク)」をSNSで配布する
    完成したイベントページのURLをコピーし、Instagramのプロフィールやストーリーズ、X(旧Twitter)の投稿に貼り付け、「お申し込みは、こちらのリンクから!」と一言添えるだけ。
  4. ステップ④:あとは、興行部長に任せて、あなたは本業に集中!
    これ以降、あなたは申し込み状況を時々チェックするだけ。生まれた時間と心の余裕を使って、イベントの中身をより良くすること、あるいは、さらなる集客活動に全力を注ぎましょう。

この流れを一度作ってしまえば、次回のイベント開催は、さらに簡単になります。
過去のイベントを複製して、日時を変えるだけで、すぐに次の告知が始められるのです。


第5章:イベントは“点”ではなく“線” – 次に繋げるために

おめでとうございます。
あなたは今、煩雑な事務作業から解放され、イベントを成功に導くための、最も賢い方法を手に入れました。

しかし、Wixイベントの真の価値は、単発のイベントを成功させるだけに留まりません。
成功したイベントは、「点」で終わらせてはいけません。それを、あなたのビジネスを成長させる「線」へと繋げていく必要があります。

  • イベントに参加してくれた、熱量の高いお客様のリストを、どうやって次のビジネスチャンスに繋げるか?
  • あなたの活動全体の「ホームグラウンド」として、ファンがいつでも帰ってこられる場所を作るには?
  • イベント以外の、あなたのサービスや商品を、どうやって紹介していくか?

あなたのイベント事業を、継続的に成長させていくための「拠点」となるWebサイト全体の構築方法。そのための、より包括的な知識とノウハウを、以下の「主催者のための完全バイブル」にまとめました。

最高の興行部長を雇ったあなたが、次に目指すは、最高の「劇場オーナー」。そのための全てが、ここにあります。

▼あなたのイベント事業を“継続的な成功”に導くための完全ガイド
【Wix 徹底解説】知識ゼロから“プロ級サイト”は本当に作れる?5つの真実と3つの注意点


結論:「最高の体験」を届けることに、あなたの全力を

あなたが本当に届けたいものは何だったでしょうか?
それは、Excelの参加者リストではなく、DMの返信文でもなく、あなたのイベントに参加したお客様の「楽しかった!」「ためになった!」という、最高の“体験”のはずです。

テクノロジーは、その最高の体験を創造するという、あなたにしかできない仕事に集中させてくれる、最高のパートナーです。

もう、申し込み管理のストレスで、イベント開催が億劫になる必要はありません。
自動化できることは、賢く、すべて自動化する。
そして、生まれた時間とエネルギーのすべてを、参加者の笑顔のために、注ぎ込みましょう。

あなたのイベントページに「満員御礼 -SOLD OUT-」の文字が輝く日は、すぐそこです。

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